オキスからの情報をお伝えします。

農業のリアルをお伝えします!part1

こんにちは、オカモトです。

みなさん農業されたことありますか?

実は、私今までちゃんと農業をやってきたことありませんでした。。。。。

お恥ずかしい話。。。。。

今まで、田植えや、稲刈りをしたことはありました。

また、8年ほど前に、大根洗いや里芋の皮むき、

それよりもっと前、17,8年前に唐芋(さつま芋)掘りをしたことはありました。

といっても、手伝いぐらいで、大学も農学部を出ましたが、ちゃんと農業をしたことはありませんでした。。。。。

そして、今年の四月からオキスで働くことになりました。。。

農業生産法人、大隅の野菜(良いもの)を世界に届けるんだと思っておきながら、ちゃんと農業をしたことない。。。

これは、やばい。。。

そう思い、

農業を始めました!!!!!

6月後半からなので、まだそこまで本格的ではないですが苦笑

といっても、毎日できるわけではないので、週2回ぐらいですが苦笑

 

まず、初日は

ごぼうの収穫&じゃがいもの選別をしました。

初日、あまりの不慣れさに写真を撮り忘れました。。笑

ごめんなさい。

↓ごぼうの収穫はこんな感じです↓

意外と簡単そうに見えますが、ごぼうを持ち上げたり、運んだりする作業が腰にきます笑

この作業を永遠と繰り返すわけです。

しかも、めちゃくちゃ広いところを。

弊社では、自社でごぼうの収穫を毎年7haするらしいですよ。

1ha=6,000畳なので、7ha=42,000畳

つまり、畳が42,000枚分のごぼうを収穫します!

ちなみに、よく例えで使われる、東京ドームでいうと

東京ドーム=4.7haなので

東京ドーム約1.5個分のごぼうを収穫するわけです!

あんまり、実感がわかないですね笑

 

この日1時間で0.02ha分ぐらい行なったので、全部収穫が終わるまでに軽く見積もって350時間かかります笑

 

この日はそのあと、

じゃがいもの選別を行いました。

収穫されたじゃがいもをS〜2Lの大きさにダンボールに選別して行くという作業です。

各大きさ、ダンボールが10kgになるまで、入れ込むのですが、10kgを持ち運ぶのが非常に辛い。。。

途中から腰が砕けそうでした😰

初日はこんな感じでした。

 

2回目は、

里芋の肥料巻きをしました。





みなさんが食べている里芋ってこの根っこにできたものを食べてるんですよ!

朝7時から、スタートしたのですが、葉に朝露がたくさんついていて、横を歩くだけで、作業着がビショビショになりました。

畝(ウネ)と畝の間に、殺虫剤と肥料を巻いて行くのですが、

肥料を持ちながら、歩きにくい場所を歩くのに加えて、肥料の配分も考えて行かないと行けなくてなかなか難しい作業でした。

それに、途中から土砂降りになり、全身びしょ濡れでなんとか一番上の写真の畑一面は終わらせることができました。。。。

 

 

3回目は、

ごぼうの頭切りをしました。

なんだそれって思うかもしれませんが、ごぼうのはっぱの部分を切る作業です!



参考URL:http://kateisaiennkotu.com/yasainosodatekata/konnsairui/gobou.html

ごぼうってこんな感じで育ってるんです!

根菜なので、みなさんが食べているのは、根っこに埋まってる部分なんですが、

意外と上にも葉っぱが伸びているんですよ!

葉っぱの部分は「葉ごぼう」って呼ばれて、スーパーではなかなか見かけませんが、

美味しく食べることもできるみたいです!

食べ方は、勉強しておきます苦笑

そして、ごぼうの頭切りとは、

この葉っぱの部分をきり、一般的によく知られているごぼうにする作業です!

鉄のコンテナ(輸送等のために、ものを収める容器)に、300kg強分のごぼうが入っています!

それに葉っぱがついているので、それを包丁で切り落とす作業をするのです。

理由は、ごぼう茶を作るためです!

ごぼう茶は、ごぼうの根っこの部分を桜島溶岩で焙煎して作っているので、葉っぱの部分を切る必要があるのです!

そしてこれをコンテナ26個分行います苦笑

300kg×26=7,800kg

少なく見積もって、7,800kg分のごぼうを切ります笑

だいたい、

8人でコンテナ2個、60分で終わっていたので、

26個終わるのに、13時間。

でも、これはうまく行ったときの話で、こんなに早く終わりません笑

1日中、ごぼうの葉っぱを切り続けるのです苦笑

ある意味苦行ですよ笑

きったごぼうは新しいコンテナにこういう風にして入れていきます。

また、これはこれで大変で、

切る→運ぶ→切る→運ぶ→切る→運ぶ・・・・・・・

の永遠の繰り返しで、ごぼうをもったり運んだりで腰が痛くなります笑

苦行ですね笑

 

 


①天気が味方でもあり敵

何より天気が一番左右すると思いました。

天気が悪い日が続くとそもそも作物が育たないし、

晴れが続きすぎてもいけないし、また収穫の時は、雨の日は収穫ができなくなるし、

オフィス内で仕事をする分には、計画していたものができないのは、個人の能力が大きいと思いますが、

天気は個人で決められないので、計画通り進める難しさを感じました!

 

②気が効く人、先読みできる人じゃないとできない仕事

一般的に社会で暮らして行く上で、気を効かせて、先を読んで行動することは大事かと思いますが、

農業もまさにそうだと思いました。

次何をするから、今のこの作業はこうしていた方がいい。

次、あの人がこれをするから、もっとこうしておいてあげたほうがいい。

ただ、作業すればいいというものではないです!

力仕事をしながら、頭も使ってて、まるでスポーツですよ!!!

 

③IT化やAI、ロボットの活用がマスト!

最近、様々なアグリテックの会社が出てきましたが、やってみて思いました!

絶対、IT化して、AIやロボットを使う必要があると!

流石に、人間の限界があります!

人数の問題もありますし、高齢化の問題もあります。

少しでも、質と量を落とさずに、簡単に生産できるようにして行くかが非常に重要だと思いました!

 

楽しい!!!!!!!


作物が日々育っていくのは喜びです。

まるで、自分の子供のようです(子供いませんし、そのあと食べるんですが笑)

また、その場で生の野菜を食べたり、自分の家族に自分が作ったものを食べてもらったり。

今までは、スーパーで買っていただけでしたが、自分が作ったものを食べられる安心感と喜びは、非常に日々の生活も充実させてくれているような気がしています!!

 

 

 

詳細に書きました。

今後も農業のリアルを全て詳細にお伝えしたいと思っています。

みなさんが、口にするものですので、全部お話することが、何よりも大切だと思っています!

農業が嫌いになるかもしれませんし、逆に好きになるかもしれませんが、

今後も定期的に全てお話しますので、次回もお楽しみにしてください!!!!